共栄化学工業さんのNゲージ展示ケース「カザール」のモニター依頼を受けています。
共栄化学工業さんはアクリルの加工がもともとの専門で、鉄道関連事業は初めてということでさまざまな方や団体にモニターを依頼されているとのことで、我々もその1人です。
Nゲージの保管といえば、購入時のブック型ケースに収納することが一般的ですが、最近市販の完成品も精巧さを挙げている今、個人的には走らせているとき以外にも飾っておきたいという思いもあります。
この「カザール」は、「展示し、想いを馳せる」商品というコンセプトのもとに開発されたとのことで、思い入れのある車両などを飾るにはもってこいの作りになっています。
具体的には、車両を入れるベーストレー部と、その表側になるアクリルの「うんちくプレート」で構成されていて、うんちくプレートにはエッジング加工で形式の概要などの「うんちく」の文字が入ります。
それを組み合わせるとこうなります。(写真は京急旧1000形)
kaza.jpg
組み立ては、ベーストレーに車両を入れた後、うんちくプレートを表から重ねて付属のビスで止めればOKと非常に簡単です。。ただ、車両はレールに乗せた方が安定するのですが、このレールがTOMIXのS280を用いるとぎりぎりで2本が入りません。。そこで今回はS280+S140+S70で試したところ、京急の18m車4両がなんとか収まりました。
さて実際に使ってみると、文字の印字は非常に高精度で、「展示」している感が味わえます。
うんちくの文章は、あちらに形式を指定して作成してもらったものでしたが、内容は正確でかつ鉄道ファン的視点も織り込まれており、十分見ごたえのあるものでした。ただ、自分たちで考えた文章を印字する形もできるとより自分なりの想いを馳せることができ、楽しくなるだろうとも感じました。。
現在、価格やバリエーション等は模索中とのことですが、
我々としては飾る車両の値段を超えないくらいにしていただけると気軽に買うことができるかな…と感じました。。
現在、このケースは部室に展示しています。。早稲田祭でも出せる…といいなぁ><
–リンク–
共栄化学工業
http://www.kyoeikagaku.com/
担当者様のブログ「貴方の模型をカザール」
http://blog.goo.ne.jp/kyoeijiro
文責:D.Watanabe